8月21日朝、父が永眠しました。78才でした。
最期はおだやかな顔でした。
去年、実家に帰った折、父がこんなのどうだい?と原稿用紙一枚持ってきました。
二十才ころ書いた詩だといいます。
(五月に。)
午前。
びょうびょうと野に霞たち
木立は淡く陽炎にもえて
―傷心の愁いはそこはかなと朧げだった
昼。
土堤に幼児等 転がり遊び
仔犬 ともに戯れて
―胸の痛みは遥か去ったかであった
午後。
静洌な河を
ポンポン船が遡り、
その軽妙なテンポは
―物懶い理論を嘲笑って 遠ざかっていった
2007 8 23
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