小川てつオ絵画展スタート!長谷川書店水瀬駅前店


長谷川書店水瀬駅前店で、『ホームレス文化』(キョートット出版)の著者・小川てつオさんの絵画展示が3月14日に開幕しています。
20年の公園暮らしの中で描かれたテント村コミュニティの風景が、はせしょ空間に現れました! 題して、「小川てつオ テント村の人と生活」。20日(金・祝)の刊行記念トークイベントに先駆けての開催です。

開幕前日、てつオさん、長谷川書店の長谷川稔さん、奥村あきさんとともに、展示作業を行いました。
まずはてつオさんが店内をゆっくり見回りながら構想を練ります。それぞれの書棚に並ぶ本たち、そのジャンルやテーマと響きあうように絵を選んで展示したい、と方針が決まりました。

料理本コーナーにはカップラーメンをすすっている人の絵、動物図鑑や絵本の場所にはテント村に暮らす猫たちの絵、将棋本のところにはテント前で熱心に将棋を指している人たちの絵。ほか、コミュニティ、整体(マッサージ)、夢、音楽など……居並ぶ本に呼応するように作品が置かれていきました。

圧巻は、入り口から奥へと続く空間。そこには、テント村に暮らす人たちの肖像(似顔絵)を天井から吊るすことにしました。個性豊かな顔、顔、顔! 『ホームレス文化』にも登場するあの人、この人が、思い思いの自由さで存在感を放っています!
てつオさんの住む公園のテント村は、20年前、350軒ものテントがありました。その後、移転を経て「新規流入禁止」となり、20軒ほどに激減しています。ここに描かれているのは、今はもうテント村にいない方、亡くなった方も含む人びとです。けれど、「はせしょ」のこのあたたかな空間で、みんな、いきいきと輝いて見えます。

展示作業が夜更けにかかった頃、あきさん曰く「はせしょの温度が上がってる」。稔さんは「もうすでに終わりたくない気持ち」とつぶやきました。てつオさんは、とても満ち足りた表情に見えます。

この日、結局、作業は終わり切らず、残りは長谷川書店のお二人にお任せすることに。風の冷たい一日でしたが、胸の内はじんわりとあたたかく、23時すぎ、水無瀬をあとにして、てつオさんと私はキョートット(京都)への帰路についたのでした。(M)

左から長谷川稔さん、奥村あきさん、小川てつオさん

写真撮影:小川てつオさん・長谷川書店さん・キョートット出版

小川てつオ著『ホームレス文化』(キョートット出版)刊行記念
in 長谷川書店水瀬駅前店
絵画展「小川てつオ テント村の人と生活」

会期
2026年3月14日(土)~終わりは未定
平日 10:00-21:00
土  10:00-20:00
日祝 11:00-19:30

会場
長谷川書店水無瀬駅前店
阪急京都線「水無瀬駅」改札斜めすぐ
もしくはJR東海道線「島本駅」徒歩10分