トランスビュー取引代行スタートします
キョートット、このほどトランスビュー直取引の仲間に入れていただくことになりました。(2月8日より出荷可能)
取次ルートは今までどおり、地方・小出版流通センター取扱です。
今後は、トランスビュー、取次ルート(地方小)、当方直取引(買切のみ)の3本だてになります。書店、ショップのみなさま、よろしくお願いいたします。
詳しくは、こちらを御覧ください。
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昨年末に東京・人形町のトランスビュー本社にお伺いし、同社の工藤秀之さんとお話することができました。工藤さんの存在はもちろん知っていたのですが、やわらかい感じの方で、優しく教えていただきました。17年前の地方・小出版流通センターの川上賢一さんに続いて、小出版の新しい流通を考え、作ってきた方とお話できたのは光栄なことです。
トランスビュー方式については、石橋毅史『まっ直ぐに本を売る』に詳しいですが、現在書店lighthouseもされている関口さんのこちらの説明もわかりやすいです。
トランスビュー直取引の一番のポイントは、やはり書店にきちんと利益をとってもらうこと。
本屋さんもやっていけ、版元もやっていけるようにするには、やはり本の値段を少し上げるしかない。それを前提として、(小さな)本屋さんも(小さな)版元も生きていけるシステムとしてよく考えられていると思います。
もうひとつの特徴は、出版社共同での書店へのDM発送です。前は月一回各社チラシをもって集まって、みんなで封入作業をしたとのこと。今はデータを送る形になっていますが、それでも封入大会(作業日)が設定されています。一度参加してみたい。MLですべてオープンで情報が回ってきます。流通や宣伝をみなで共同でやっているというかんじあります。やはり、仲間に入れていただいた感が強くあります。
(新刊のちらしは2月は間に合わないので、3月から共同DMに参加する予定にしています)
新メンバー、新事務所、みゃあ、サイトリニューアル、トランスビューの仲間入りと、そんなあんなでキョートットもだいぶ調ってきました。良い本を作っていくことをがんばりたいです。
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2005年、地方・小出版流通センターのことを書いた文章のリンクも張っておきます。地方小は、小出版の本を取次のルートに乗せるために、70年代から努力をされてきており、本当に頭が下がります。設立時の合言葉は「出版表現の自由は、流通の自由があってはじめて保証される」とのことです。これからもよろしくお願いいたします。
(2005年から17年、小出版を取り扱う取次も増え、独立書店も増え、状況はだいぶ変わってきています。小出版がやりやすい状況になってはきてると感じています)