キョートット通信 第1号

昨年は一冊も本が出せず、編集の時間だけが長く長く続きました。年末、そんな自分たちを励ますつもりで作った「キョートット通信」第1号、ゆっくり配っています。

内容は、ウェブ連載に手を加えたエッセイや、本の紹介等。京都市内の書店さん、喫茶店、ゲストハウスなど、キョートットメンバーも愛用するお店や気になる場所に足を運んで、手渡しするのが楽しいです。

本もそうですが、「物」があるというのは、楽しいことですね。

紙は最初、普通のコピー用紙を使っていましたが、途中からわら半紙にしてみました。懐かしい感触。いい感じ。某カフェの方も「お~! わら半紙ですね~!」と、通信をナデナデしながら受け取ってくれました。しかし、わら半紙、今やコピー用紙よりお値段が高いのには驚きました。

ところで、小川てつオ著『このようなやり方で300年の人生を生きていく あたいのルンルン沖縄一人旅』増補改訂版を現在、編集中です。2005年の初版から17年。装丁家・納谷衣美さんを迎え、未収録のスケッチも多数掲載し、大きく生まれ変わります。

ある書店の店主さんがTwitterで「伝説の著書」と言ってくれた本書。当時19歳だった著者の旅日記で、一人称はなぜか「あたい」です。私も大きく影響を受け、「あたい」を愛用するようになりました(キョートット内限定ですが)。この自称、とても元気が出るのでおすすめです。春頃刊行予定、乞うご期待!(M)