ちくまプリマー新書『つながる読書 10代に推したいこの一冊』に『300年』登場!
昨年5月に刊行した、小川てつオ著『このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版] あたいの沖縄旅日記』。この本を[新版]として再び世に出すことにしたのは、今の若い人に、あらためて本書を届けたいと強く願ったからでした。
この社会で、学校で、家庭で、勤め先で息苦しさを感じ、違和感を感じ、でも、それがなぜなのか言葉にできない人に、『300』年は風穴を開ける一冊になり得ると。
しかし、刊行して実感しているのは、若い読者層になかなか届かないということ。それはひとえにキョートット出版の力不足、広報の拙さに起因するものです。もどかしい!
そんな中、ちくまプリマー新書から、小池陽慈編『つながる読書 10代に推したいこの一冊』(980円+税)が3月5日付で刊行されます。
帯の文句は「SNSでつながった読み書きのプロたちによる 本のプレゼン大会 始まります!!」
14名の筆者が10代におすすめの一冊を「プレゼン」し、それに互いに応答するというワクワクの内容。
筆者のひとり、フリー編集者の藤本なほ子さんが『300年』を推しの一冊に選んでくれました。藤本さんは自身のSNSで他の執筆者に触れ、「なぜこの1冊を10代にすすめたいかというパーソナルな必然性が伝わって、これは読まねばと強く思う」と語っています。
藤本さんの「プレゼン」に応答したのは、文芸評論家でエッセイストの宮崎智之さん。宮崎さんはX(旧ツイッター)で『300年』について「没頭して読みました。新しく、美しい世界が開けた、得がたい読書体験でした」。
宮崎さんの文章を読むのも本当に楽しみです。
編者の小池陽慈さんは、大手学習塾で現代文を指導し、参考書にとどまらず読書や文学の面白さを伝える著書が多数。SNSで『300年』を情熱いっぱいに紹介して下さったり、昨年秋、神田神保町の書店PASSAGEの「小池陽慈先生選書フェア」で、『300年』を「厳選に厳選した珠玉の11冊」の一冊に選んで下さったこともありました。
『つながる読書』発売目前!
一読者としても、楽しみに待っているところです。(M)