いちむらみさこが公園で暮らしてみると、女性が約350名中約25名という男社会の中、いろいろ「ややこしいこと」に遭遇する。他の女性たちはどのように対処しているのだろうか。
女性たちに出会いたい、と思い、公園をくまなくまわり、ポツポツと暮らしていた女性たちに一人一人声をかけ、公園内の一番目立つ丘の上で、月一回のティーパーティーを始めた。
それは、女性たちのコミュニティーづくりにもなったし、女性の存在をテント村の社会に示すことになった。女性たちの話し声笑い声がテント村でよく聞かれるようになり、暴力などに対しても協力しあえるようになった。
それは、いちむらみさこが公園で生きていくために必要なことでもあった。