ベーシック・インカム

ベーシック・インカム要求者組合というのができました。
http://basicincome.blog29.fc2.com/
チラシはこちら
ベーシックインカムとは、だれでも生きていくのに必要なお金をもらえる、という制度です。

今日は、ベーシックインカムがいいなと思う理由、2つ書いてみます。
ひとつは、ほっとする、ということです。
はじめてベーシックインカムという考え方を聞いたとき、とにかくほっとしました。安心感といいましょうか。
なにせ、ちゃんと働かないと‥‥、30までに定職を見つけないと‥‥、首になったら‥‥、世の中甘くないよ、そんなことばかり言われているのですから。
常に生存が条件付き、だから、常に不安があります、生きていけるだろうか、という。

中学生のとき、憲法をならい、そこにあった25条の生存権、
もうそれが出来てから、半世紀以上たった
21世紀にもなって、生存に安心感をもてない、とは一体どういうことでしょうか。

ベーシックインカムという考えがどんどん広がっていったらいいと思います。ベーシックインカム、あって当然なんやけど、いまんとこちょっと事情があってできてないんや、ごめんな、
そんなふうになるだけでも、人権が守られてそうな安心感が生まれます。

私は、アナーキストなので、国が大きな顔をしそうなことは嫌ではあります。くれてやるという態度に出られたら嫌。当然なものを当然のように受け取る、そういうことです。生活保護もそうならなくては。
別に国からもらわなくてもいい。トヨタがもうかってそうだから、私、名古屋まで行って、トヨタからもらおうかしら。
要求するという態度、大事だと思います。

もうひとつは、家族単位ではなく個人単位だというとこです。
ベーシックインカムは一人一人の個人に支払われる。
これはとても大きなことです。「扶養家族」という考えが必要なくなるのです。

例えば、子供が生まれます。すると、当然その子が生きていくのに必要なお金はその子に支払われます。そのお金は育てる人が使えばいいでしょう。それは、別に親でなくてもいいわけです。

今は、親に扶養義務があり、離婚するとその子を育てない親が養育費を払うことになるのですが、現実には、養育費は支払われていないことが多い。
それで、母子家庭の生活は厳しいことが多い。

今の多くの社会保障制度は家族単位です。それが、個人単位に代わると、大きく家族制度がかわるかもしれない。そう、結婚する意味が少なくなるのです。

このごろ、ふとベーシック・インカムのことを考えていたりします。

ベーシック・インカム” に対して4件のコメントがあります。

  1. cheerme より:

    京都が活動の中心なのでしょうか?
    興味はあれど、例会は京都で開かれている様子ですね。
    ベーシックインカムがあったら、子供産んでたかも、なんて考えてしまいましたが、医療費や家賃、光熱費や基本的な交通費がタダの方がいいかも、とも思いました。
    ネット上でもいろいろ話題になっているんでね〜

  2. cheerme より:

    すみません上の↑最後の「でね〜」は「ですね〜」の打ち間違いです。
    「す」ありなしでけっこう印象変わるよね。

  3. 小川恭平 より:

    こんにちは、

    東京で、こんなイベントがあります。

    第2回 ベーシック・インカム ティーチ・イン
    「サミット体制とベーシック・インカム」
    http://syatetuken.blogspot.com/2008/05/2-200853115001700-3-103-httpwww.html

    PS
    コメントを、15分以内なら修正できるようにしました。
    いま、いろいろホームページの手直しをしているのです。
    小川てつオの連載も始めます。

  4. おならぷー より:

    こんにちは。あなたがたの書いたものを楽しく読ませていただきました。貴殿の仰る、要求するという態度、について、本気でこのような施策の実現をお望みならば、持たざる者側からの要求はなさらないほうが得策では?むしろ逆効果になる危険があるとさえ思います(よく考えればその理由はお分かりでしょう?)。パフォーマンスしたい、とか運動自体を面白がってやろう、というのなら話は別ですが。インテリたち(過去の共産主義運動と同じく言いだしっぺが彼らであることには希望が持てます)が、いかにしたらブルジョアをそそのかせるかが勝負ダヨーン(充分な論拠も示さないでごめんなさいね)。

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