「キョートット通信」第3号は出版記念特別号! 小川てつオ × かとうちあき対談
小川てつオ著『このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版] あたいの沖縄旅日記』、満を持して5月22日刊行となりました。
そういうわけで、フリーペーパー「キョートット通信」第3号(5/10発行)は特別号として、著者小川てつオさんとかとうちあきさんの対談を全面に掲載しています。題して【出版記念企画「300年を読み返して」】!
キョートット通信はキョートット内でせっせと手作りしてきましたが、第3号は本の装丁をお願いした納谷衣美さんのデザイン。なので、眺めても心楽しい、手に取っても嬉しい、素敵な佇まいになっています。
本書は、著者が19歳のときに沖縄旅行で記した旅日記と、その10年後、再び沖縄を旅したときの随想で構成されています。初版は2005年刊行。今回の[新版]は、当時のブログや手紙などから「10年後」の章を大幅に増補し、装丁も一新しています。
刊行にあたって著者との対談をお願いしたかとうちあきさんは、初版の愛読者。旅コミ誌『野宿野郎』編集長(仮)であり、横浜で「お店のようなもの」を運営しながら、野宿を軸にパンクなイベントを次々と展開されています。対談では、そんなかとうさんが『300年』のキュンキュンポイントを楽しく語ってくれました。さらに著者やかとうさんの原点となった旅のお話、学校という場所に感じていた息苦しさ、先輩後輩関係への違和感、「やりたいことをやる」ことなどについて、10代の頃を振り返りながら対話は進みます。現在50代になったてつオさんが、「やりたいことをやる」と宣言した19歳の自分から、その後どう変化・深化したのか、なども。
ふたりの対話は、「300年」の旅が「このようなやり方」で続いていることを感じさせてくれるものです。読んでいて元気がでます。本書とともに、この通信が多くの人に読んでもらえますように。
あと個人的に、かとうさんのプロフィール写真、いかしていてグッときています!
【プロフィール】
小川てつオ(著者)
1970年生まれ。高校卒業後、絵画、詩、音楽、パフォーマンスなどを行う。1996年より「居候ライフ」として、約50カ所の「家」を巡回する。2003年から都内公園にてテント生活をはじめ、物々交換カフェ・エノアールをいちむらみさこさんと運営。また、「ねる会議」や「反五輪の会」に参加し、野宿者排除に抵抗する活動をしている。かとうちあき
1980年神奈川県生まれ。野宿が好き。2004年から、人生をより低迷させる旅コミ誌『野宿野郎』を編集・発行。2014年から横浜市に拠点「お店のようなもの」をオープン。排除アートの上に寝る「トゲトゲ野宿」や、ライブと野宿を融合した「ノジュロック」等々、さまざまなイベントを企画している。主な著書に『野宿入門』(草思社、2010年)、『バスに乗ってどこまでも』(双葉社、2014年)、『今日も盆踊り』(共著・タバブックス、2015年)。
★ご案内
「キョートット通信」第3号を読んでみたい、という方へ
・『このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版]』をご購入いただくと付録として挟み込まれています。
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