「しまもと初夏の本さんぽ」

5月25日(日)、雨もなんとか上がって開催された「2025しまもと初夏の本さんぽ ~本の遊びと一箱古本市~」(大阪府三島郡島本町) 主催:islandbooks 

キョートット出版のコーナーにも立ち寄って下さった皆さま、どうもありがとうございました!

しまもと名店街を中心に小さな出店がずらり。そこに現れた本たちの姿は、カラフルでした。思い思いに、好き勝手に、ぼそぼそ声、可愛い声、パンクな叫び、謎めいた呟き。多様な囀りが聞こえてくるようで、その場に身を置くこと自体が楽しく幸せなことでした。

同時に「ああ、私ってなんて接客が下手なんだろう」と、出店で必ず思うことを今回も痛感したりして。しかし「接客が……」などという私の勝手な鬱屈は、〈本で遊ぶ〉この自由な場には全くそぐわないものだったかもしれません。

出店の合間、近くの素敵なコーヒーショップに立ち寄ったとき、お若い店主さんとちょっとだけお話ししました。「本さんぽ」に参加しているんですよ、と伝えると、長谷川書店さんの話題になりました。「本さんぽ」主催の中心であり、魅力的な磁場としての役割を果たしているのが阪急線水無瀬駅前にある「はせしょ」こと長谷川書店さんです。
エックス 
https://x.com/hasegawabooks
インスタグラム
https://www.instagram.com/hasesho.minase/

そのコーヒーショップの店主さんは、はせしょさんのことを、本と出会える本屋さん、とおっしゃいました。その言葉に深くうなずく私。はせしょに一歩入ると、本たちは肩を並べながらも、それぞれの存在感で、何かを語ってる、歌ってる。その声が自分を呼び止めてくれる。はっとして、こんにちは、と手に取って……。「本と出会える本屋さん」というのは、そういう場所のことだと思うのです。そしてこの日は、そんな本との出会いが、町中で生まれた一日だったに違いありません。

主催・運営の皆さま、また、交流してくださった他の出店者の皆さまにも、心から御礼申し上げます。

キョートットは初参加でしたが、この「本さんぽ」は今年12年を数えるそうです。来年もまた、お会いできますように(M)


「その場その時」小説のコーナー。一文ずつのリレーで物語が出現!

「小さな子どもの本屋さん」による紙芝居も!