栗田隆子×小川てつオ トークイベントのお知らせ

今月、Readin’ Writin’ BOOK STOREさんで対談イベントが開催されます。
栗田隆子さん著『ハマれないまま、生きてます ──こどもとおとなのあいだ』(創元社)の刊行1周年を記念したもの。同書編集者・藤本なほ子さんの企画です。

ハマれない「女子」とハマれない「男子」は共闘できるか
──学校空間を逃れ出たふたりが語る〈これまで、今、これから〉
栗田隆子×小川てつオ

日時:2025年6月28日(土)18:30開場/19:00開演
会場:Readin’ Writin’ BOOK STORE(東京メトロ銀座線「田原町」徒歩2分)
参加費:1,000円(会場、オンラインとも)

──それぞれのあり方で生きのびてきた二人が、ジェンダーや立場の違いなどからの「わかりえなさ」は残りつつも、それでも他者と共存しながら「これから」を生きていく道を語りあいます。(告知文より)

【本】栗田隆子『ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ』創元社
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4765

栗田隆子さんのこの本は、5歳の頃から「外の世界にハマれない」体験が語られていく。10代の苦しさの中、学校の外での出会いを通じて、ことばと思想を得てゆく──その過程が描かれています。なんだかすごい本です。不思議な面白さがあり、それは栗田さんの、自分自身と社会を見つめる観察眼によるものかなと思います。

【本】小川てつオ『このようなやり方で300年の人生を生きていく[新版] あたいの沖縄旅日記』キョートット出版
https://kyototto.com/archives/2274

藤本さんが「こどもとおとなのあいだ」の切り口で、栗田さんの対談相手に見出したのが、小川てつオさん。その慧眼に感服します。この本では、学校という社会に息を詰めていた19歳の小川さんが、「社会の方が、あたいに付き合え」という気概で、沖縄へと飛び出していく。その旅でさまざまな出会いを体験しながら、「社会にハマらないまま生きていく」すべを見いだしていきます。そして、この本の筆致の面白さもまた、その観察眼にあるのだと感じます。

お2人の対談、楽しみです。(K)

◆イベント案内・申し込み
https://readinwritin2506281.peatix.com/view