アナーキストについて、

アナーキストの魅力は、インターナショナルにつながるところだと思う。
一人一人が自由に行動するのだけど、世界のいろいろなところに友人がいて、世界のいろいろなところとつながっている。

最近、このブログでアナーキズムとかアナーキストとか書いているけど、そんなにそれに詳しいわけではない、でも、いま関心のあることの中に、アナーキズムと呼んでもいいようなことがある気がするのだ。

アナーキズムはたぶんライフスタイルでもある。

韓国のスクオッター(不法占拠して暮らす)のところへ遊びに行って、その人たちが作る空間に行ってみると、
ああ、ここは知っていると思った。
その土地、その土地にはルールがある。韓国に行き、食堂に行っても、学生寮のようなところに行っても、その場のルールがわからないと感じるわけです。それは、旅の面白さではある。
でも、そのアナーキストたち、oasis projectのスクオッターたちの作る空間にいくと、ああ、ここは知ってる、と感じる、それはもう、インターナショナルなのだ。
No Moneyでwelcomeな空間。

そういう、アナーキストたちの作る空間は、パリにも、イタリアにも、アムスのも、メキシコにも、インドにも、世界中のいたるところで生まれたり消えたりしているだろう。
そして、おそらく、エノアールのあった公園のテント村、少なくても以前のテント村はそういう空間だった。
だから、韓国のスクオッターたち(oasis projectのKim Kangさん、Kim YounHoanさんら)は、もう反射的に、いちむらみさこさんの本に、関心をもったのかもしれない。
公園の暮らしぶり、みさこさんのライフスタイルに、これだって感じたのではないだろうか。

(Kim Kang, Kim YounHaonさんは、この春、日本に来たときに、エノアールにもやってきました。そうやって、場所が人を、アナーキストを、つなげて行くのです。また、2人は東京で、マニラから来たアーティストでアナーキストにも出会ったりしていました。そういうのってとてもワクワクすることです。)

(* NEWS! いよいよ、「Dearキクチさん、」韓国で翻訳出版されることになりそうです! 詳細は後日書きます。)

さて、北海道、反G8キャンプはどんなかんじになるのだろう。

G8にアナーキストが集まったりするのは、ある癖によるところがあるかもしれない。
日本でアナーキストと言えばな大杉栄は、集会荒らしを得意としていたという。他の人の主催する集会やら講演会にいって、途中で大声を上げる。
しかも彼はどもりだったという。そこをなんだかわからない場所にしてしまう。ぶつかって反対するというより、なんだかわからん場所にする。
G8もそうなったらいいのだけど。
(あ、警察の方、あんまり心配しなくてよいのではないでしょうか。今となっては、G8より反G8の方が面白いので、あんまりアナーキストたちはG8の要人たちには興味がないような気がするので。)

私も正直、G8にはほとんど関心がない。
でも、そこ(camp)でどんなことが起こるのだろう、どんな人たちと出会えるのだろう、それは気になる。
だから(面白そうだから)、北海道にいってみようと思っているのです。英語の名刺と英語のチラシももって。

(アナーキズムなライフスタイルと出版をしていくということが、結びつかないかなと近頃ふと思っていたので、そのヒントをもらえるかもしれないし。)

PS
反G8とアナーキストたちについて語たる、このイルコモンズさんのインタビュー面白いです。
http://tv.g8medianetwork.org/?q=node/133