ウェブ10年の進化、と私

こんなタイトルでブログを書いてみたかった。
さて、確かに私は10年前からホームページを開設していますが、
私とウェブの進化はあまり関係ないです。いや、なかったです。いや、この数日前、ああ、ウェブっていうものこういう風に進化してんだ、と急に思い当たったのです。

私はずっと、文章だけのホームページ、それを知ってる5、6個のHTMLの単語だけを使って、特別なソフトもなしで書いていました。パソコンが古いし回線も遅かったので、とても画像など扱えなかったのです。
でも、2年前キョートットを本格的に始めるとき、パソコンを変え、回線もブロードバンドにすると、画像が使える!
それで、絵のあるHPになったのだけど、基本は変わりませんでした。
というのは、ずらずらと並べているだけで、それをデザインしてこなかったのです。

正直にいうと私はデザインというものを馬鹿にしていました。わかってないし、出来もしないのに。
だから、この二年とても苦労しました。本をつくるということ、それは編集でも営業的なことでも、もちろん装丁でも、とにかくデザインという発想が要求されるのです。そして、そのこころは、わかりやすさ。

わかりやすさって、イイモノそれともワルモノ?
皆さん、どう思います?

昔のわたしはどこかワルモノだと思っていました。
(だまされているような、裏にデザインのようなもの編集のようなものが隠れているような、実際隠れているのですが、)
今のわたしは、イイかワルイかわからないのですが、とにかく、それが仕事。わかりやすさ、それが仕事だと思っています。

さて、話がそれました。
ウェブで細かくデザインしないということは、実はひとつの思想でもありました。というのは、インターネットを見る環境というのは、いろいろ。だから、こちらで指定するより、見る側にそれぞれに合わせて表示してもらおう、それができるのがHTLMのいいところだ、そんなことを昔、読んだのです。実際、今回、デザインを指定しているのですが、そうすると案の定、うちの古いMACでは、うまく表示できません。うーん。

いや、だんだん、私がウェブの進化、とか書いてもという気になってきました。
感動した点だけ、メモしておきます。
方向としては、内容とデザインを分けていくということなのだと思います。
そして、その間の編集みたいなことをプログラムがやってくれる。つまり、いままで、基本的には、ひとつひとつの画面を人が書いていたのだけど、今回導入したWordPressだと、その場、その場でデータをみながらプログラムが書いてくれる。
すごいなあ、と思ったのです。(WordPress、不思議な名前だと思っていましたが、ぴったりした名前だといまこれを書きながら思いました。)

今までは、内容を書く、デザインをする、HTMLを書く、それを一緒にやっていたのが、
最初、デザインやHTMLへの編集のしかたを指定していかなくてはいけませんが、そのあとは、内容さえ書けば、プログラムがページを作ってくれる。
ブログは更新が楽というのは、そういうことだったんだと理解しました。