オルタ、いちむらみさこインタビュー

オルタ7-8月号のインタビュー、みさこさんの魅力が伝わる、本当にいいものでした。

ノラの活動のことから始まって、普段の生活、子ども時代のこと、テント村の共同性、暴力のこと、路上のジェンダー、ホームレスの文化、、、、
改めて、少し引用したいと思います。

―― ケンカが起きても、病気になっても、新しい人が入ってきても、そんなもの全部ひっくるめて見つめていく。それをプロフィールも知れない人たちが集まって形成している。そんなコミュニティーがあるってことが感動的だったんですよ。

―― 私にとっては、街はキャンパスみたいなもの。警察もいれば、サラリーマンもいる、ホームレスもいる。そこに筆を入れるのは、やっぱり自分なんです。慎重に自分が入り込んでいって、その場所が変化して、一緒に育てる、というか影響しあう。

―― 子どものころから、結婚しない宣言をしていて(笑)。全然思い描いたことがないんです。親戚のおばちゃんにじゃあお父さんのところにずっといるんだね、とか言われて、なんでそうなるの!って憤慨していた。誰かの庇護のもとでという意識は全くなくて。ただ人と共に生きたいという思いは昔も今もずっとあります。

―― 男性でもちょっと考えればわかるはずなんだけど。食えないとか金がないとかは男女問わず協力しあえるのに、女性の暴力については想像しようともしない。だからティーパーティーは、女性が話せる場という意味もあるけど、いざとなったら女性たちは黙っていないぞ!というアピールの意味もあったんです。布ナプキン会議はさらにそとの女性たちも巻き込んだし。最近は男性たちもだいぶ気付いてくれたみたい。本気だって(笑)

―― そもそも、ホームレスってDiYとしかいいようがないですよね(笑)。ホームレスの人たちは思想やイデオロギーを軽々と越えちゃってて、昔からごく自然にそこにいます。私としては、ホームレスがもっと増えればいいって無責任に思っているんですよ。それは社会からドロップアウトして、ということではなく、生き方、家族、コミュニティーのあり方として選べるよ、可能なんだよ、ということです。

(このところみさこさん、朝日新聞の記事になったり雑誌の取材をうけたりなど、活動に注目が集まっています。)

Dearキクチさん、