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エクスタシー、京大5年で雇い止め問題で、首切り職員村
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私は、ここ6,7年大学図書館で働いてきて、その待遇の悪さについて腑に落ちませんでした。それが、フリーターズフリー2号を読んで、ああそうか、これは女性労働(パート労働)の搾取の問題だったんだ、と気がつきました。

以下、私が所属している、京都大学時間雇用職員組合ユニオンエクスタシーの個人アピールからを引用させていただきます。

京大、非常勤職員5年で雇い止めと発表。

本当にひどい。
労働者を人と見ていないようなひどい使い捨て。硬直した組織のまま効率化(つまり人件費削減)を計って、こんなやり方。怒りがわいてきます。

そこで、来週から当組合員一名が無限ストライキに突入します。
詳しくは、エクスタシーのブログから、<首切り職員村、開村>
http://extasy07.exblog.jp/

>そもそも女性労働の搾取の問題だった!!

(この問題は大学という職場特有の問題もあるのですが、ヘルパー、保育士などの女性の多い職場でのワーキングプアの問題との共通点も多いと思っています。広く連帯していくためにも、ここではその点について中心的に書いていきます。)

04年の法人化のときに、今後雇う非常勤職員については、5年で自動的に雇い止めを行う、という規定を大学は作ったのです。
来年度はその最初の5年目にあたる職員がでる、それを予定通り、首にすると発表しました。
つまり毎年毎年、自動的に大量解雇をしていくということです。
今や非常勤職員は全職員の半数の2600名、そのうち1300名が法人化以後雇った人だという。
来年度は、約100名雇い止めにするとの発表でしたが、当組合員だけでも2名、知ってる人だけでも10名は該当しています、おそらく3桁の大量解雇となるでしょう。それを毎年やっていく、というのです。

注意して欲しいのは、これは、業務縮小のための首切りではないということ。(首をきったらその分また新しく雇わなくてはいけない)
もっと悪質です。
非常勤のこの低賃金を維持するための首切り。待遇に不満が出る前に首を切る。つまり首切りのための首切りなのです。

それに対して、ユニオンエクスタシーは、
非常勤職員は5年で壊れる機械ではない!
当局は非常勤は臨時的で補助的なので、トラブルにならない、と現場無視の発言をしていますが、
非常勤の業務は事実上、臨時的でも補助的でもない。一人で職場をまかせられている非常勤もいる。
補助的いうて、低賃金でやっとっているだけだろ、
等の主張をしています。
つまり、雇い止め撤回と同時に待遇改善を要求しています。

それはどうしてでしょうか?

京大非常勤職員は2600人、5年規定の対象者以外の、
のこりの1300名はどんな人たちなのでしょうか、
おかしい、おかしいと思いながら、5年10年何十年と働き続けてきた非常勤職員の人たちです。
多くが女性だと思う。昔の言い方ならパートとなる。

京大では、常勤のことを定員、そして、非常勤のことをかつては日々雇用といった。
日々雇用の人にとって、毎年3月31日は屈辱的な日であった。
退職願いを書かされるのである。別にやめるわけではないのに。4月1日からまた同じところで働くのに。
当時の京大職員は国家公務員、しかし、非常勤は一年で一日だけ公務員ではないことにされる。なので、公務員には当然の勤続年数による昇給もない、ボーナスもない。10年もいたら、常勤と2倍3倍と給与が違ってくる。ほとんど同じ仕事をしているのに。
私も大学図書館で働きだして、びっくりした、あれ、この人も非常勤、仕事内容では区別できない、
なにしろ、何十年も働いている非常勤の人たちは、もう、間違いなくエキスパートなのだ。

(70年代に京大臨職闘争という栄えある歴史がある、非常勤職員たちが立ち上がって、一時的にはボーナス等を勝ちとった。エクスタシーでは当事者や資料にあたって、その経緯を調査中です!)

なぜ、 非常勤職員が条件の悪い待遇だったのか、それは主婦のパートの仕事とされていたからである。
これは70年代からウーマンリブらが明らかにしてきたように女性差別の典型である。
男なみの過労死しそうな正社員か、低賃金週30時間未満のパートか、という二者択一しかない。
1日6時間しか働けないからといって、なぜ時給が低いのか、なぜ昇給がないのか、どう考えてもおかしい、それを主婦のパートということで正当化してきた。(明らかな差別であり、搾取です。そう、学生のみなさん、「学生アルバイト」ということで、理由もなく低賃金にされていませんか、おかしいです、怒ってもよいはずです、実はこれが京都の時給水準を下げている気がします。)
(一方、主婦の方でも、いわゆる103万、130万規定、つまり夫の扶養家族でいるためにはあまり稼いではいけない、というしばりがあった。低賃金でなくてはいけないという変な話。
そして、その中で一番大変な目にあってきたのは、扶養家族をあてにできない、シングルの人たちとくにシングルマザーです。つまり、この差別は社会にしみ通る家父長制に支えられていた。)

みなさん、今、ワーキングプアと呼ばれる仕事のうち、ヘルパーなどの介護職、レジなどの販売など、官製ワーキングプアの代表とされる、保育士、図書館員、これらみな女性の仕事、パートの仕事とされてきたものではないですか。
つまり低賃金パート労働が、主婦だけではなく、20代30代の女子や男子にも、リストラにあったおじさんにも、と社会全体に広がってきた。
(これは識者が指摘しているように、社会に広がってやっとパート労働というものの不当さが認識されてきた、ということでもあります。ワーキングプアという言葉をもったのです。)

京大もその典型例です。正規職員の業務を次々と非正規職員に置き換え、人件費削減を図ってきた。
その結果、「仕事内容は正職員と変わらないのに収入は4分の1以下」という労働者が大量に生み出された。その数、いまや2600名!(総職員数の半数です。)
そして、4年前の法人化によって、京大職員は公務員ではなくなった。そのとき、日々雇用は、時間雇用という名にかわり、待遇は改善されないばかりか、もっと悪くなった。時給は900円から、しかもいくらたっても1200円以上には絶対上がらない。
と同時に、今回問題となっている5年規定が導入されたのです。

扶養家族制度を前提につくられた、差別的な非常勤職員の賃金体系。最初からこれだけで食っていけるように作られてはいない給与。それを、会社の扶養者手当も無くなっていき、そもそも正社員がこんなにも減っている中で、多くの人に押しつけている。
無理です。
私たちは、もう小手先ではない、抜本的な制度の組み替えが必要だと思っています。

最後に、
私たちは5年で壊れる機械やないぞ!

京都大学時間雇用職員組合ユニオンエクスタシー、小川
unionextasy(a)yahoogroups.jp

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comments
  1. 小川恭平 Says:

    組合員unagiさんのこの文章も読んでください。
    「わしらスターダストや」
    http://extasy07.exblog.jp/9670555/

  2. 初代ドリンク嬢 Says:

     私は去年からいわゆる一部上場企業のの福井営業所でパート労働をしています。契約では4時間しか働かないので組合にさえ入れてもらえません。(6時間の契約じゃないとだめなのだそうです)。でも実際はもっと働いています。そして労組にも入れてもらえないのに現金の出し入れとか一人でやらされています。昇給もボーナスも何もないです。今まで個人経営の会社で皆さんにとてもよくしていただいてきたから、ああ資本主義というか、社会ってこういうものなのねとやっと実感しました。

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